最期まで、その人らしく生きられる介護を 申 大樹
- 名前
- 申 大樹
- 会社名
- 株式会社ライフライン
- キャッチコピー
- ここで最期まで、笑顔で
- 一言
- 群馬県前橋市で2つの有料老人ホームを運営。
「安心して最後まで居れる第2の家」
「自由と自立をもとに居れる第2の家」
それぞれのコンセプトで、最期まで看取りまで対応。
その人らしい人生の締めくくりを支えます。
「ここで最期まで暮らしたい」と思える、その人らしさを大切にする介護を
群馬県前橋市で、住宅型有料老人ホーム2施設を運営しています。
私たちが何よりも大切にしているのは、
ハッピープレゼンターという理念、
入居者様に幸せを提供するには、仲間の職員がまず幸せになる。
関わる全ての人たちが、心から安心できると思える環境づくりです。
それぞれの施設に、明確なコンセプトがあります
プラチナホームさくら(51床)は
『「笑顔」と「第2の家」』がテーマ。
環境が変わる不安を、笑顔で包み込む文化を大切にしています。
職員も利用者様も、雑談しながら笑顔で過ごせる。
そんな当たり前のことを、当たり前にできる場所です。
プラチナホーム蘭(33床)は
「自由と自立」がコンセプト。
コロナ禍でも面会制限を設けず、入居者様の
お酒やタバコも安全に配慮しながらOK。
予約不要でご家族が自由に訪問でき、
まるで在宅の延長線のように過ごしていただけます。
「最期まで、ここで」を叶える終末期ケア
それぞれの施設の持ち味があります。
プラチナホームさくらでは、
医療依存度が高くなっても転院させることなく、
最期の看取りまで対応します。
プラチナホーム蘭では、
食事ができなくなった方の好きだったコーラを口に含ませたり、
ご家族が施設に自由に面会に来られたり、
利用者様が自由に外泊されたり。
その方の望む、その方に寄り添ったサポートをしています。
例えば、
歩けないと思われていた方が自分の足で歩けるようになったり、
おむつ生活だった方がトイレに行けるようになったり。
説明会では、利用者様自らが立ち上がって
「この施設は安心です」と
観覧されているご家族に伝えてくださった場面もありました。
私たちの理念「ハッピープレゼンター」
「人助人喜(人を助けて、人が喜ぶ)」という言葉を、
スタッフみんなで「ハッピープレゼンター」と名付けました。
幸せをプレゼントするのが私たちの使命。
そのために、まず職員が幸せでいられる環境づくりに力を入れています。
職員が笑顔でいられるから、利用者様も笑顔になれる。
この好循環が、私たちの施設の温かい雰囲気を作っています。
外国人介護職の紹介・研修事業も展開中
同業者の方向けに、
外国人介護職の紹介事業と介護福祉士資格取得のための研修事業も行っています。
人手不足で困っている施設様が、
安定した人員体制を作れるようサポート。
私たち自身が実践した、
外国人スタッフの受け入れで安定経営を実現した経験を、
惜しみなくお伝えしています。
介護業界全体の水準を上げることが、
結果として利用者様の幸せにつながる。
そう信じて、地域貢献にも力を入れています。
2人の大切な人を失って、気づいたこと
この仕事を選んだきっかけは、2人の大切な人の死でした。
弟の死が教えてくれたこと
私が26歳の時、2歳年下の弟を亡くしました。
病気で家に引きこもるようになり、心臓を悪くして。
病院で最期を迎えたのですが、
その原因を作ったのは私自身にも責任があったと思っています。
一番長い時間を一緒に過ごしていた、
近い存在の人を失って。
命の大切さに、初めて本気で向き合いました。
「何か命に関わる仕事がしたい」
そんな漠然とした思いが、心の中に生まれました。
祖母の孤独な闘いを知って
それから10年後、私が36歳の時。
今度は祖母が大腸がんで亡くなりました。
病院には行かず、一人で自宅で過ごしていたんです。
亡くなった後、家の中を見て愕然としました。
荒れた部屋。
一人で病気と戦っていた痕跡。
もし訪問看護サービスがあることを知っていたら、
看護師さんが来てくれて、痛みを和らげる薬も使えて。
でも私は知らなかった。
「私の家族のように、介護のサービスを知らない人に届けたい」
「自分がそのサービスを提供する側になりたい」
大切な身近な人の死で感じた思いが、背中を強く押されました。
深夜2時の電話から始まった
訪問看護ステーションを立ち上げた当初は、知識も経験もゼロ。
信頼もなければ、実績もない。
依頼をいただくまでが本当に大変でした。
他のステーションがやらない、
日曜日や深夜の訪問を引き受けながら、
少しずつ実績を積んでいきました。
ある利用者様は、深夜になるとトイレに行こうとして倒れてしまう方で。
深夜2時、4時と平気で電話が鳴り、
駆けつけて抱えてベッドに戻す。
それが1年間続きました。
体力的にはきつかった。
でも「あなたのおかげで、私は生きていられる」と言ってくださった時、
この仕事を選んで良かったと心から思いました。
「安心してください」と言ってくれた利用者様
施設を始めて10年。
いろんなことがありました。
職員がなかなか定着せず、経営的に厳しい時期も。
それでも、一つひとつ課題に向き合って、ようやく安定してきました。
職員に恵まれたてきたことに感謝できて、
自分は幸せだと感じました。
重ね重ねになりますが、今でも思い出す運営懇談会。
利用者様が突然立ち上がって、
参加されている方に向かって大きな声で言ってくださったんです。
「この施設は本当によくしてくれるから、皆さん安心してください」
その場にいた家族も、職員も、みんな涙が止まりませんでした。
これから実現したいこと
今、私が目指しているのは「ハッピープレゼンター」という理念を、もっともっと広げていくこと。
利用者様が幸せに包まれて生活できる世界。
そのためには、まず職員が幸せでいられる環境が必要です。
給与水準を上げて、生活を豊かにして。
職員の心が満たされた状態で、利用者様にもっと幸せを届けていきたい。
外国人介護職の紹介事業や研修事業を通じて、
人手不足で困っている施設を減らしていく。
介護業界全体の満足度が上がれば、
もっと多くの利用者様に質の高いケアが届きます。
弟と祖母が教えてくれた「命の大切さ」。
それを忘れず、これからも一人ひとりの「その人らしい人生」を支えていきます。
こんなお悩み、ありませんか?
在宅での介護を続けることが難しくなってきた。
親が一人暮らしだけど、一人は心配。
でも、施設に入ることに罪悪感があって...。
多くのご家族が、同じように悩まれています。
入居施設は、人生の選択肢の一つです
施設に入ることは、決して「諦め」ではありません。
むしろ、専門職が常にそばにいる環境で、
安心して、その人らしく過ごせる人生の選択肢の一つです。
実際に、当施設では「ここにいたい」と笑顔で過ごされる方、
前述したように、自分の足で歩けるようになった方、
おむつを卒業された方もいらっしゃいます。
ご家族からも「ここを選んで良かった」と、ありがたい感謝の言葉をいただいています。
まずは見学にいらしてください
不安や疑問があるのは当然のこと。
だからこそ、まずは実際の雰囲気を見に来てください。
- どんな環境で過ごせるのか
- スタッフはどんな人たちなのか
- 本当に安心できる場所なのか
ご自身の目で確かめていただければと思います。
同業者の方へ:人手不足でお困りではありませんか?
外国人介護職の受け入れや、職員の介護福祉士資格取得支援にも対応しています。
私たち自身が実践してきたノウハウを、皆様の施設でも活かして介護現場を一緒に元気にして行きませんか。
ご相談は、ホームページの問い合わせフォームからお気軽にどうぞ。
一緒に、より良い介護の環境を作っていきましょう。